畑の方も、ちょこちょこ動いています。
秋冬は収穫の繁忙期。
実はりんごに、梨に、柿と農作業も巡業中の私でした。
その中のやぎぬま果樹園さんでの”りんごフェス”。
こちらでは、娘も一緒に参加させて頂いたり、スムージーアドバイザーとしてイベントに協力させて頂きました。
毎年少しずつ内容は変わるようですが、今回の”りんごフェス”は、収穫作業・ジュースつくり・地域イベントでのPRや食育体験・など様々なコンテンツに分かれています。
4日間様々な方法でイベントを開催してたのですが、実はなんと150人もの参加者だったそうです。
まずは、収穫作業。
普段は違うお仕事をしている方や主婦や学生さんが集まり一気に収穫作業をすすめます。
農園の家族からそのお友達や関係者なのでみんな親戚みたい。
“自分が一緒に畑で過ごしたい大事な人”たちが集まる場所。あたたかい空間になります。
そして、気づくと作業は9割女子!
小学生〜20代の”女子”が、あの重いりんごの籠を持ちつつ、その重さとは裏腹に笑いが絶えない作業に私も本当に楽しい時間を過ごしました。
“作業”という感覚すらなく、それでもテキパキと作業もこなすところは、さすが農業女子たちでした!
「農作業は、大変」なものであるし、そういう時期あるけど、やっぱり”庭”であってほしいと思う私としては何より幸せな時間でした。
私が携わる畑の共通点は、「Berry’s garden」かどうか。
やぎぬま果樹園さんに一年間お手伝いさせて頂いて感じたことの一つとして、家族や近くにいる人や地域の繋がりを大事にしている延長線上で”畑=庭”のように農業を大事にしています。
農業や仕事のために繋がりを持ったりつくるわけではないのです。
この違い、すっごい違います。
全国的な農業の課題である雇用問題や担い手不足の問題の解決方法は、雇用形態の改善やロボット導入などなど無限にあるとは思いますが、農園の規模や体制で現実的ではないところも多くあります。
“農家”としてならば、地域に根ざす仕事だからこそもっとシンプルな解決方法もあると感じます。
本来の「農家」の姿。
日々の地域との繋がりを大切にしている農園は、地域に頼れる人がたくさんいる。
たとえ地域にいた頼れる人たちが遠くに行ってしまっても、何かのタイミングでは手伝いに来てくれる。
その頼れる人たちと一緒に、農業をつないでいくことも一つの方法なのだと感じました。
その中で、女性の存在はやっぱり大きい。
育児・家事・仕事の合間でも、「畑に行ってみたい」という人の声は意外とあります。
そんな人と農業をつないでいけたら本当に農業は楽しくつないでいけるのだと思いました。
そんなわけで、作業に行ったにも関わらず、本当にとても充実した楽しい時間を過ごさせて頂きました。
来年もやぎぬま農園さんでは、りんごフェス予定とのこと!楽しみです!
“りんごフェス”スムージーイベントについてはまた別な記事で。
writing:景井愛実
【Berry’s gardenパートナー農家】
■やぎぬま果樹園